震災前【輪島朝市通り】ラーメン食堂焼肉店 『香華園』
輪島の朝市通りにて、地元のお客様と観光のお客様で賑わうラーメン食堂焼肉店『香華園』を営んでおりました。
令和6年1月1日に発生した能登半島地震(最大震度7)で、店舗と住宅を焼失しました。
震災当初はあまりの喪失感で現実として受け止められず、これからの事を考えようとしても何も手に付かないままの状態が続きました、その状態のままで何度も焼失した店舗に通い、何もかも失いお店の事は諦めようと思いながら、瓦礫の中から割れてない器やフライパン鍋等を拾い集めている自分がいました。
ある日、店の奥にあった寸胴を見つけました、損傷も少なく磨けば再活用できる状態でした。さらに、実家近くの製麺をおこなっていた建物に行くと製麺機が横にはなっていましたが、これも修復できる範囲ではないかと思います。そんな思い出いっぱいの品を次々と見つけると、やっぱり『輪島の朝市通り』でもう一度『香華園』を開きたいという思いが強くなってきました。そして日々色々な方から、励ましのお言葉、応援のお言葉を頂き背中を押され、『香華園』の再建を決意いたしました。
※震災に合う前の製麺機とオリジナル『ちじれ麺』
輪島朝市通りで、観光客の皆様そして地元の皆様にもう一度オリジナル麺のラーメンを食べてもらいたい、『ごちそうさま』『おいしかったよ』の声をまた聞きたい!!
再び輪島朝市通りで営業できるように頑張って参ります。
店主 板谷 吉生